セミナー


 

第1回セミナー(キックオフセミナー)「サプライ・チェイン・リスク管理と人道支援ロジスティクス」平成25年7月4日(木)14:00~18:00 場所:東京海洋大学 越中島会館 セミナー室 (3)

第2回セミナー「サプライ・チェイン・リスク管理と人道支援ロジスティクス」平成25年9月25日(水)13:00~17:00 場所:東京海洋大学 越中島会館 セミナー室 (4)

第3回セミナ-平成25年11月2-4日 場所:沖縄

第4回セミナー 平成26年 5月9日(金)13時00分~17時00分 場所:慶應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎・中会議室

第5回セミナー 平成26年 6月20日(金)13時00分~17時00分 場所:東京海洋大学

第6回セミナー 平成26年  9月11日(木)13時00分~17時00分 場所:東北大学通研2号館4F 432号ゼミ室

第7回セミナー 平成26年 11月14日 (金)13時00分~17時00分 場所: 福島大学共生システム理工学類棟2階理工大会議室

第8回セミナー 平成27年 5月20日 (水)13時00分~17時00分 場所: 東京海洋大学 2号館5階 流通経営工学 セミナー室

第9回セミナー 平成28年5月24日(火) )15時00分~19時00分  場所:東京海洋大学(越中島) 二号館五階ゼミナール室

  • 「大規模災害時における航空機運用方法の検討 」荒谷 太郎 海上技術安全研究所
  • 「熊本の実情報告」 奥村 誠 東北大学 災害科学国際研究所・被災地支援研究分野・教授
  • 「人道支援ロジスティクスの多目的評価方法」 小林毅央,開沼泰隆(首都大学東京大学院)

第10回セミナー 平成28年7月22日(金) 15時00分~18時00分  場所:首都大学東京サテライトキャンパ 会議室B(秋葉原,ダイビル)

  • Fuminori Toyasaki, Associate Professor, York University, Canada
    Title: Disaster Relief Inventory Management: Horizontal Cooperation
    between Humanitarian Organizations
  • Tina Wakolbinger, Professor, Vienna University of Economics and Business
    Title: The Role of Financial Flows in Humanitarian Supply Chains
  • Sunkyung Choi (Tokyo Institute of Technology) Managing waiting time at an airport for different aircraft operators in immediate disaster response
  • Mikio Kubo (Tokyo University of Marine Science and Technology) A mathematical model of  the  debris network design problems after a large disaster

第11回セミナー 平成28年9月29日(木) 15時30分~18時00分  場所:東京工業大学大岡山キャンパス石川台4号館地下B04-05室

  • 久保幹雄(東京海洋大)「人道支援ロジスティクス -従来法の問題点と新たな提案-」

第12回セミナー 平成28年11月10日(木) 15時00分~17時00分 場所: 東京海洋大学 2号館5階 流通経営工学 セミナー室

  • 加藤直樹(関西学院大学)
    タイトル:動的ネットワークモデルを用いた最速避難計画
    要旨:動的ネットワークとは,各辺に容量と移動時間が与えられていて,
    点集合の一部の点(ソースという)には供給量が与えられており,さらに,別の一部の点(シンク)には受け入れる供給量の上限値(点の容量)が与えらているようなネットワークのことである.このとき,最速フロー問題とは,辺や点の容量制約の下で,最小時間ですべての供給をシンクに輸送する方法を求める問題である.この問題は,辺を道路,辺の容量を単位時間あたりにその辺に入ることのできる供給量の上限,ソース点の供給量を避難者数,シンク点の上限値は避難所容量と考えると最速避難問題とみることができる.本講演では,この最速避難計画問題に関する基礎的事項とその問題を解くアルゴリズムを解説し,いくつかの応用例について述べる.
  • 瀧澤 重志(大阪市立大学)
    タイトル:大阪市を対象とした避難計画・シミュレーションと離散アルゴリズム
    要旨:大阪市は南海トラフに起因する大地震・津波被害や,上町断層帯に起因する直下型地震などの地震被害の危険にさらされている.本発表では,津波や水害で浸水の危険がある梅田地下街を対象として,発表者が大阪市浸水対策協議会の委員として行った梅田地下街の垂直避難シミュレーショ
    ンと,その後の数理モデルとの融合について紹介する.さらに,近年再注目されているZDDを用いて行った,大阪市住吉区での避難場所の地域割りあてパタンの全列挙手法についても紹介する.

第13回セミナー 平成28年12月13日(火) 15時00分~17時00分 場所: 東京海洋大学 2号館5階 流通経営工学 セミナー室

  • 間島隆博(海上技術安全研究所)
    タイトル:災害時物資輸送シミュレータの活用事例とボトルネック解析
    アブスト:国や自治体は、防災計画の作成を義務付けられており、支援物資輸送についても、輸送経路、輸送機材、輸送拠点などの輸送体制の整備を進めている。しかしながら、上記した個別の要素を整備するにとどまり、それらを繋ぎ合わせたトータルシステムとしての輸送性能は把握できていない。災害時物資輸送シミュレータはこの問題を解決するために開発されたツールであり、ボトルネック(輸送量を律速する要因)が輸送体制のどこにあるのか、明らかにすることができる。ここでは、シミュレータを活用した様々な分析事例(できれば熊本地震についても)について報告する。
  • 奥村誠(東北大学 災害科学国際研究所)
    タイトル:なぜ災害ロジスティクスの 失敗は繰り返されるのか?  改まらない誤解
    アブスト:東日本大震災 (2011)では, 燃料不足,車両不足,情報通信不足により,地域内の配送が困難となり,数週間にわたり支援物資が被災者に届かなかった.しかし,その後の広島土砂災害 (2014), 鬼怒川水害(2015) 熊本地震 (2016)においては燃料不足や通信途絶が起きなかったにもかかわらず,支援物資が被災者に届かなかった.すなわち,これらの災害時においては,配送拠点に支援物資が集中し,そこから先に配送することができなかった.このような失敗が繰り返される原因は,今般的な問題の理解に大きな誤解があると考えられる.本発表では,日本の災害ロジスティクスの関する誤解の例を示す.

第14回セミナー平成29年2月7日(火)15時00分~18時00分 場所: 東京海洋大学 越中島会館2階セミナー室

  • 本間裕大(東京大学)
    タイトル:「流れ」から考える頑健・持続可能な都市づくり
    アブスト:都市には様々な「流れ」が存在する;人・もの・金・情報などが縦横無尽に行き来していることが,つぶさに観察できる.このような流れは都市社会の血流とも言うべきものであり,頑健・持続可能な都市を形成していくうえで,必要不可欠である.本講演では,「流れ」をキーワードに,都市の頑健性・持続可能性を評価するための数理モデルを,いくつか提案したい.
  • 坂田則義(国土交通省)
    タイトル:災害に強い物流システムの構築
    アブストラクト:東日本大震災では、支援物資の輸送拠点として想定していた公共施設が、被災等で使用できず、民間施設を活用したものの、絶対的に施設数が不足したことや、物資拠点において物流業務のノウハウが欠如したこと等により支援物資物流が停滞するなどの課題が明らかとなりました。このような教訓を踏まえた円滑かつ迅速な支援物資物流の確保等の実現や、荷主と物流事業者が連携した事業継続への取組の支援等、災害に強い物流システムの構築に関して説明します。